2017年4月26日、生まれてまだ10日ほどの赤ちゃん猫2匹が、ボイスオブアニマルズに仲間入りしました。

サビ柄の女の子、

メアリー。

黒猫の女の子、

モネです。

どちらも目が開いたばかり、まだ200gにも満たない小さな小さな赤ちゃんです。

この子たちは、誰かによって保健所に持ち込まれ処分されようとした命です。モネ、メアリー以外にも、特に春は宇部の保健所に限らず多くの小さな命が持ち込まれています。（自分で生命維持が出来ない乳飲子は、山口県動物愛護センターの発信する各保健所の収容情報にも載らず、処分されていきます）

ボイスでは乳飲子から育てられるボランティアさんは現在、1人しかいません。日本中で保健所などに持ち込まれ消えて行く命を考えると本当に少しだけかもしれませんが、この2匹が成長し、元気にボイスを巣立つ姿をお見せすることで、消えていった命や今の日本の犬猫のおかれる現状について、何かを感じてくれる人が1人でも多く増えてくれると嬉しいです。

乳飲子を救おうと各地で奮闘しているボランティアさんはいますが、一番重要なのはボランティアを増やすことではなく、望まれない命を増やさないことです。飼い猫でも野良猫でも「猫」という生態にどう向き合うべきなのか、一人一人が考えられる世の中になることが重要だと思います。

環境省でも、猫の不妊去勢の推奨、野良猫への無責任な餌やりへの警告　啓発パンフレットなどを作成し、呼びかけていますので、ぜひご覧ください。

野良猫に餌をついついあげちゃう人は、せめて、自分が可愛がっている子だけでも不妊去勢手術をしてもらえませんか？（ボイスオブアニマルズでは猫の捕獲器貸し出ししています）

おうちの猫ちゃんも不妊去勢をぜひお願いします。室内飼育はもちろんですが、それでも発情期にたまたま家から脱走してしまい、妊娠して帰ってきたなんて話もよくあります。猫は交尾性排卵なので、発情期になるとかなりの確率で妊娠してしまいます。

一人一人の意識がかわらないと、小さな命が消えていく悲劇は終わりません。

この悲しい連鎖を止められる社会が早く実現しますように。

長くなりましたが、メアリーとモネ、これから成長記録をお届けしますので、皆さん応援よろしくお願いいたします！！！