ボイスオブアニマルズでは常時預かりボランティアを募集していますが、個々のボランティアが「一度預かった犬猫に対しては里親が見つかるまで責任を持って看る」ということが条件にあるため「ハードルが高い」というお声もいただきます。
新規の保護についてはこの方針は変わらないのですが、
今回、ボイスのシェルターで生活中の犬猫限定で、預かりボランティアを希望してくださる方に「一ヶ月お試し預かり」という試みをすることになりました。
理由①シェルターの犬猫たちを人の側で生活させてあげたい
以前からブログでもお知らせしている通り、ボイスのシェルターは山奥にある簡易施設で、施設の老朽化、地盤の不安(大雨ごとに道が削れていっています)、お世話ボランティアの大不足の為、シェルターには新規で受け入れる予定はなく現在いる犬2匹・猫4匹を最後に閉鎖予定です。常時人がいる施設ではないので、犬や猫が人と会える時間は1日2時間程度。しかも、触れ合いとなると30分程度になってしまいます(お部屋の掃除や給餌などの基本的な世話に多くの時間を費やす為。現在、1日につき犬のお世話1人、猫のお世話1人を確保するのがやっとです)。特に犬はもともと群れで生きる動物なので、日頃から人の側での生活をさせてやりたいと思っています。
理由②「預かりボランティア」に興味がある方が始めやすい環境を
ボイスオブアニマルズの活動は譲渡会の開催がメインなのですが、保護活動については主に保健所からの保護になります。ギリギリのメンバーで活動している為、一度保護した犬猫は個々の預かりボランティアが責任を持って看なければなりません。しかし預かりボランティアを経験したことがない人にとっては、不安があるのも当然だと思います。そこで、万が一「自分には無理だった」ということがあってもとりあえずは戻る場所が今のところあるシェルターの犬猫の預かりをすることで、預かりボランティアを始める可能性を広げたいと思いました。
《預かりボランティアをやってみたいと思ったら》
- 犬猫7匹(リキ・ヒナ・セブン・クロ・キベ・ノン・サビコ)の中で、預かりたい子について性格や飼育条件など確認しあった上で託します
- 一ヶ月ほどお試し期間としてご自宅で預かっていただきます
- 一ヶ月後、今後も一緒に生活をしていけそうだと判断されたら、その後は里親さんが見つかるまたは天寿を全うするまで責任を持って看ていただきます。万が一難しいと判断したらシェルターに返していただきます。(他の犬猫と交代などは不可です)
犬猫は環境が変わることでストレスを感じます(人だって同じですよね)。あくまで犬猫にとっても、預かりボランティアを前向きに検討している方にとっても可能性を広げるための試みです。短期の募集ではありません。一ヶ月たったら返すことを前提にしたお問い合わせはご遠慮ください。
《→リキ》は飼育放棄され3年前にボイスにやってきました。今年13歳です。少し大きめ(20キロ)ですが、人恋しくてしょうがない男の子です。ちょっとビビりなところもあり、人の動きに敏感で体の部位によっては触れるのを嫌がることがありますが、これも毎日同じ人と生活をすることで信頼関係ができれば少しずつ変わっていくのではないかと思っています。年も年なので、里親さんの希望があるかは正直わかりませんが、保護犬としてでもシェルターという場所ではなく、人の元で生活させてあげたいと思っています。
《→ひな》、《→クロ》、《→セブン》、《→きべ》、《→さびこ》
(三毛猫ノンは2018年9月に譲渡決定いたしました)
についても、今後、最新情報をブログでも紹介したいと思います。人にとても慣れている子もいれば、今の時点ではそうでもない子もいますので、詳しくはメールでお問い合わせいただければ詳しくやりとりいたします。
預かり中の飼育費用や医療費全般はボイスオブアニマルズが負担いたします。人との生活をすることでの温かさや豊かさを彼らに触れさせてあげてください。
お問い合わせはいつでもお気軽に→こちらに記載のメールアドレスまでお願いします
よろしくお願いいたします。(2018年10月現在)