4年前にボイスで保護、すぐに膠原病と思われる病気を発症し闘病生活を送っていた、ワンコのリチャードが2017年2月20日、13年の生涯に幕を閉じました。
その間、ずっとお世話をしてくれていた預かりボランティアさんから、これまで応援していただいた皆さんへの感謝も込めて、リチャードの生い立ちや虹の橋を渡るまでのコメントをいただきました。以下、預かりボラさんからのメッセージです。
リチャードは多頭飼いの家で生まれ、生後3ヶ月の時に譲渡会で貰われました。
7歳まで飼い主のご夫婦の元で幸せに暮らしましたが、大好きだったご主人が
病死されたうえ、8歳の時に奥さんが病気で寝たきりになったため、一人で家に残され
ご近所さんに世話をしてもらった2か月を経て、ボイスに再び保護されました。
その後、病気を発症し我が家で預かったのは2013年1月、リチャード9歳の時でした。
鼻から酷い出血でリチャードがくしゃみをするたびに血が飛び散って、部屋中血だらけ
になるような状態でした。
ボイスでいつもお世話になっている動物病院で診てもらいましたが原因が分からず、山大獣医学部で検査も受けました。結局病名すら分かりませんでしたが、膠原病の疑いもあるとのことでした。
我が家に来て4年間。1週間に1度の受診、ステロイド系の投薬は欠かせませんでした。
いつ突然死んでも不思議はないと言われてましたが、リチャードは我がままひとつ言わず闘病生活を頑張りました。
最近は足腰も加齢により弱って来てトボトボ歩きではありましたが、
散歩も大好きで気ままに散歩していました。
でも今月(2017年2月)の12日突然足腰が立たなくなりました。
呼吸も荒くて苦しそうで、フードも水さえ自力で取れなくなりました。
病院で3日間点滴を受けて呼吸はずいぶん楽になって来てもしかしたら回復も・・と淡い期待をしたものの20日の未明、静かに本当に眠るように息を引き取りました。
本当に穏やかな性格でした。苦しかったと思いますが世話をしていて逆に癒される思いでした。
ありがとうリチャード。そして静かにおやすみ・・。
リチャードが病気を発症した際には、「リチャード基金」として寄付も募らせていただき、その際には多く方にご支援をいただきました。それからも、サポート会員様や譲渡会会場でのご寄付などたくさんの方にご支援をいただいたおかげで、リチャードには命を支えるために継続的に治療を受けさせ、適切な食事も与えることもできました。
飼い主さんとお別れをした後も、預かりボラさんのもとで闘病しながらも安心して生涯を過ごせたのは、いつもご支援いただいている皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。