スタッフブログ

わんこ通信/ひな

秋田ミックスのヒナです。

2週間ほど前に体調が急変しました。

10月上旬、山のシェルターでのお世話の途中に急に動かなくなってしまい、受診したところ極度の貧血とのことで一日入院しました。その後一時は回復したように見えましたが、1週間もしないうちにまたグッタリし、再診で更に詳しく調べたところ、脾臓に腫瘍があることがわかりました。

手術をする体力はなく、もう手の施しようがない状況です。

かなり高い確率で血管肉腫という悪性の腫瘍で(手術して病理検査に出さないと確定はしないので断言は出来ないけど、エコーや症状などからほぼ間違いない)この病気は手術をしても予後がかなり厳しい為、体力があっても手術をするべきかどうか、と迷うくらいの病気です。

先週、病院に行った時、あと1週間か2週間だろうと獣医さんから宣告を受けました。

山のシェルターは朝晩の寒暖差が激しく環境的に厳しいのでさすがにもう置いておけないと、ベテランボラさんにお願いし、おうちで預かってもらい、ヒナが慣れている山のボラが交代でお世話に行っています。

食欲がまだあるのが救いで、四つ足で立ち上がることは出来ないけど、顔を起こして自分で食べます。

排泄も、そこは犬のプライドです。

ベッドからズリズリっと体をずらして自力で寝床の外でしています。(抱きかかえてベッドに戻すのは人間ですが)

正直なところ、いつどうなるかわからない状態ではありますが、一日、一日、そして今この瞬間をヒナは頑張っています。

お世話をする人間は、ヒナが少しでも苦しくないようにケアの方法を考えて行動するしか出来ませんが、日々模索しながらお世話をしていきたいと思います。

山のシェルターお世話係一同