よくいただくご質問に《臆病》とか《人に慣れていない》または《シャイ》な犬に対して「どうやってここまで慣らしたんですか?」というものがあります。
ブログでもたびたびご紹介させていただいておりますが、保健所から引き出す犬はそういう子が多いのが現状です。(当会で保護してきた犬もしかりですし、保護犬でなくても生まれた環境などの影響で臆病な子もいますよね。)
保護される以前に味わってきた彼らの人に対する恐怖心、不信感、攻撃性・・・
こんな心理状態にある(してしまった)動物たちに対し、どう接すれば人を受け入れ人間社会の中で安心し楽しく暮らしてもらうことができるのか・・・
動物福祉のことを考えると彼らのことを真剣に正しく学ばなければいけないんだと、私自身、そういった犬と出会ったことで学ぶことになりました。
例えば、犬が好きでコミュニケーションを取ろうとされる方々(子供さん含め)の接し方の中に、以前は気に留めなかったことも含め「ん?ちょっと待って」という行動に多々気づくようになってきたんです。
犬がどんな動物なのかを知ると、しない方がいい(してはいけない)行動が分かってきます。
実は、これは人と犬の安全の為にもとても大切なことです。
(※もちろん譲渡会ではボランティアスタッフが近くで万が一のことはないよう注意しております。)
ただ、このような問題は保護・譲渡活動する人だけが考え勉強すればいいというものではなく、いずれ「飼い主」となられる方、犬の飼養に携わられている方も学ばなければ犬との良い関係を維持するのは難しいのです。
そういうところから、ボランティアも一般の飼い主の方々も皆で一緒に学ぶことのできる機会を作りたいと思いました。
そして、学んだことを周りで犬を飼っておられる方々へ(そうでない方 へも)発信して欲しい!という宇部市と当会の想いのつまった企画なのです。
少しずつでも犬について知ると沢山のことが見え世界が広がってくるんですよ。
あの子喜んでる…
緊張してる……
嫌がってる…
どうしたらいいのかわからないでいる…
とか、(散歩中)あの犬とスレ違いたくないんだろうな…とか。
こんな時、人と同じ言葉を話すことができたら、あの飼い主さんはどうしてあげるんだろう?
やっぱり犬の言うことは無視するのかな?など考えてしまう状況が至るところでたーくさん!見えるようになってきちゃうんです。・°°・(>_<)・°°・
愛犬もご近所の犬も安全安心、楽しく暮らして欲しいと思っているけれど、犬の言葉(サイン)や犬が求めていることが分からない…。
犬が困っているのは何となく分かるんだけれど、どう手助けしてあげればいいか(振る舞い方が)分からない…と思っておられませんか?
ちなみに・・・
<何が問題>なのかわからない方へ
- 初めて会う(信頼関係のない)犬の顔を「かわいい〜」などど言いながらじーっと見つめていませんか?
- 犬を触るとき、どんな情報をもとに触っていいと判断していますか?
- 散歩中、愛犬が他の犬をじーっと凝視していませんか?
- 興奮する犬に対して、ダメよ〜っと言葉で言い聞かせなだめようとして、結局同じような状況が繰り返されていませんか?
これらの何が問題なの?ダメなの?と思われますか?
じゃあ、どうすればいいの?と、でてくる疑問の答えやヒントを今回のセミナーに来ていただけるときっと掴んでもらえると思います。
この機会に私達と一緒に正しく犬を学びましょう!