スタッフブログ

【報告】放浪犬ボーちゃんを保護しました②




こんにちは、スタッフFです。今回は、山陽小野田市内を放浪していた白黒ボーダー風わんこ「ボーちゃん捕獲作戦第2話」です。
前回まではこちらから

最初にお伝えしておきたいことがあります。
ボイスオブアニマルズは、犬や猫の引き取りや、野犬の捕獲活動は行っていません

ボイスのシェルターは、2021年頃に閉鎖されました。
現在はシェルターを持たず、各個人宅での預かりのみで保護活動を継続しています。
そのため、活動は預かりボランティアの皆さんの力に大きく支えられているのが現状です。

こうした状況から、新たなご相談をいただいても、預かりボランティアの受け入れ可能数はすでに限界を超えており、やむを得ずお断りし、譲渡会への参加をご案内するしかないケースがほとんどです。
現在、預かりボランティア宅での受け入れ頭数も、非常に厳しい状況にあります。

ボーちゃんは、たくさんの人に可愛がられており、そのうちのお一人が預かりさんになってくださるということで、ボイスのスタッフが保護のお手伝いをしました。


前回までの振り返りはこちら

命の危険と隣り合わせの捕獲作戦

ボイスのHP更新担当スタッフFのほか、地域の皆さん、後に預かりになってくださる方、4人の女性をメインに、ボーちゃんを追っていました。
ネットランチャーの本体は他団体さんにお借りしましたが、一発2万円のネットランチャーカートリッジは折半で。
メインの4人と、その家族3人を迎え、7人体制で、捕獲作戦決行の日12月20日を迎えました。


当初、車からネットランチャーを発射予定でした。
毎朝現れる団地に、6時すぎに集合をかけましたが、当日は、その時間には現れず、その他、よく現れている場所へ巡回しながら、ボーちゃんの出現を待ちます。
(行動範囲の広さについても、前回の記事をご覧ください。)


自由が丘、六十番、目出新町、叶松。
それぞれの場所を巡回しましたが、自由が丘にいるメンバーから速報が入ります。


「ボーちゃん来た!帰ってきて!」


知恵のぶつかり合い


7人が自由が丘へと集まりました。
気配を感じ取ったのか、ボーちゃんは仲良しのわんちゃんの誘導、ご飯の誘導にも乗らず、山の中へ消えていってしまいます。
しかし、土地勘ばっちりなメンバーのおかげで見失うことなく、隣の地点への移動を確認。

隣の地区では、メンバーがずっと餌付けを行っていた場所なので、全員が到着するまでの間、引き留め作戦に成功していました。
さらに、7人はそれぞれ隠れられる場所へ移動します。

なぜならネットランチャーを発射しても、走っていってしまうのが前提です。
ネットランチャーを発射する人、射程距離内におやつを撒く人、坂の上、坂の下。
全員が固唾を飲んで、その瞬間を待ちます。


「庭に誘い込んでる」
「車横付けする?」
「みんなで網を持って走る?」
「ネットランチャーほしい」
「Sさんだけの方がいいかも」
「撃っていいですか?」
「撃っていいよ」
「音がしたら走る」

緊迫したラインのやり取りが続き、もう無理かと思った頃、破裂音が静寂を切り裂きました。



「パン」





ネットランチャーの音って、こんな音なんだ、頭ではそんな呑気なことを思いながら、体はネットや毛布を持って、それぞれが走り出します。
ネットランチャーの網に絡まったボーちゃんは、ギャンギャンギャン!!!と悲鳴を上げながら、それでも逃げようと、土手を転がるように走っていきます。



「あっちから回って!!!」

「どっちいった!?」

「ボーチャーーーーーーーーあぁあああン!!!!!!」




各々、目一杯、精一杯、一生懸命、ボーちゃんのために走りました。

ここで、逃してしまったら、ボーちゃんの命に関わる、、、



I「Fさん、こっち!!!!!」

F「どこですか?」

I「この奥にいる!!」

そこは改築中のお宅。
その裏の給湯器とブロック塀の間で、網に絡まり、荒い息でこちらを見ていました。

ついに





F「いた!そっち誰かいる!?」
S「います!うぅ…ボーちゃん(涙)」
F「絶対に逃したくないから、そっちは誰がいる!?網張ってほしい!
 こっちはIさん、そのトタンで塞いで!」
I「あっ!そこのお兄ちゃん、ちょっとこれお願い!」
S「こっち、Fさんの旦那さん来てます!」
F「私が今から捕まえる!絶対逃さないよ!ボーちゃん、Sさんち行くよ!(泣)」


F「捕まえた!!!捕まえた!!!もう絶対離さないからね、ボーちゃん(泣)
 誰か!!クレート持ってきてほしい!」



ネットに絡まり、体を石のように固めたボーちゃんをクレートに入れ、なんとか首輪をし、車に乗せました。

捕獲直後のボーちゃん


そのまま、病院に行き、Sさん宅へ。





数日ここで過ごし、その後リビングへ。





ボランティアでトリミングに来てくださったこと、イビキをかくようになったこと、ワンプロするようになったこと。
数ヶ月前からは想像もできない日々を1日1日重ねています。
リード拒否が凄まじく、まだお散歩には行けていませんが、時期を見てトレーニングを始めたいと思っています。
家庭犬見習いとして歩み始めたボーちゃん。
その様子はぜひ、インスタグラムよりご覧ください。



最後までご覧くださりありがとうございました。
これからも、Sさん宅で頑張る日々を応援していただけますと幸いです。
併せまして、これから控えているワクチン、不妊手術の医療費のご支援もぜひよろしくおねがいします。